ネコと反抗期の注意事項
ネコさんにも反抗期があるってご存知でしたか?
色々な説があるようですが、一般的には生後4から6週間前後、そして1歳未満くらいの頃に訪れると言われています。
■最初の反抗期は自立の芽生え
生後数週間で見られる反抗期は、成長による自立の芽生えと言えるようです。
一緒にお乳を飲んでいた兄弟を仲間とみなさなくなったり、母猫とすらケンカしたりするようになります。
もともとネコは群れで生きる本能はないので、徐々に自分の視野を広げ、縄張り意識や社会性を身に着けていくのですね。
人間の側としては、この時期のネコさんに手助けできることはなさそうですが…。
ただ、子猫の里親になる時、生後2か月前後で引き取るケースが多いので「この子がどういう幼少期を送ったのか」と聞いておくと、いいかもしれませんね。
■2度目の反抗期は大人の階段
生後1年に満たないくらいのネコさんに、反抗期が見られることがあります。
飼い主を威嚇するようになったり、テリトリー意識が高まったり、今までとおもちゃの趣向が変わったり。
人間の「思春期」に例える説明もあったりするのですが、人間の思春期を12~18歳頃とすると、まさにネコの1歳までに該当しますね。
ネコは早ければ生後半年で発情期を迎えますし、特にオスは尿のスプレー行動やサカリ声をあげることも増えてきます。
ひょっとしたらトイレの問題行動や、同居ネコへの攻撃が見られるようになるかもしれません。
反抗期的なたいていの問題行動は、適切な時期に去勢・避妊手術を受けることで改善すると言われています。
繁殖のために飼っている以外は、ネコさん自身の心と体の負担も考え、手術を考えた方がよいですね。
[反抗的なネコさんへの対処法]
・態度を変えないようにする
・そっとしておく
・スキンシップをとる
・興奮させないようにする
・ケージに入れておく
・去勢・避妊手術をする
ネコと飼い主の関係が良好ならば、この頃までに飼い主は「別格のお母さん」とでもいうような存在になっているはずです。
この信頼は大事にするべきですね。
相棒ネコさんに荒々しい面が見えてきても、多少は目をつぶって静観してあげましょう。
でも、噛みグセが出てしまったときには厄介です。
むやみに叩いたりしても効果がなく、こじれるだけですが、さすがに意思表示をしないわけにはいきませんよね。
こういう時には別室、あるいはケージに一時隔離してみるのも一つの方法です。
叱りつけるよりもクールダウンの時間を設け、信頼関係をくずさないようにします。
気をつけなくてはいけないのは、ネコさんが反抗的な態度をとるようになった時、上にあげたような2つの成長期の事情などがない場合です。
体調不良や、多頭飼いの場合はテリトリーやトイレのトラブルなど、何かストレスを抱えている可能性も考えられます。
よく観察して、愛猫のサインを受け取ってあげたいですね。
--
POWPOW♪