猫と骨折の注意事項
猫さんは、本当に高いところが好きですよね。
でも、いくら特有の素晴らしい運動神経があるとはいえ、骨折をしないわけではありません。
最近の家猫さんはご先祖よりも鈍くなっているそうですし…。
しかも、子猫が脱臼・骨折をすると、部位によっては死に至る可能性があるのは、人間の赤ちゃんと同じなんです。
それでは室内飼いの猫さんについて、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
[室内での危険ポイント]
・いつも爪を引っかけてしまう布類などがないか
・カーテンレールなど、危険箇所を気に入っていないか
・キャットタワーがグラグラしていないか
・お気に入りの高所の、足元(着地場所)が散らかっていないか
・人間のドアの開閉で挟まれないか
・ベランダに勝手に出ていないか、出す場合柵はあるか
・栄養の偏り、肥満由来の骨折
滑り止めグッズや家具の配置で、安全には注意してあげましょう。
特に子猫からは目を離さないこと、ケージ内をよじ登って足を引っかけてしまう可能性もあります。
背伸びでよじ登れない段差や階段は、保護柵などでしっかりとガードするべきですね。
飼い主や先輩猫さんへの後追いで、事故を起こしてしまっては大変です。
また、太り過ぎさんや高齢猫さんにも要注意ですね。
変な場所でイタズラしている子を驚かすのも危険です。
ビクッとして縦への猫ジャンプを繰り出したとき、つい引っかけてグキリ、ということがあるかもしれません。
狭いスペースでうっかり滑ってしまった場合は、低い場所でも受け身をとる余裕がないため、骨折してしまう可能性が考えられます。
[猫の骨折チェックポイント]
猫は高い場所から落下した場合には後ろ足やアゴ、低い場所から着地に失敗した場合などは、前足に骨折することが多いそうです。
骨折した場合の猫自身の行動には、次のような違和感が見られます。
・足をかばうように浮かせて歩く
・足を触られると嫌がる
・足が腫れている
・じっとしている時間が増えた
・どこかをかばって震えている
・食欲が落ちた
「骨折かも?」と思ったら、迷わず動物病院へ連れて行きましょう。
悩んでいるうちに、悪化してしまっては大変です。
我が家のやんちゃ猫くんは、油断したスキに家出してしまい、数週間後に戻ってきたときには後ろ足の指先を骨折しており、しかし変な形にくっついてしまったために、獣医さんでも治療のしようがなかった…という悲しい出来事がありました。
皆さんはそのようなことがないよう、ご用心くださいね!
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POWPOW♪