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ネコと脱走の注意事項

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【ネコと脱走の注意事項】

 

ネコを室内飼いするのが常識となっている昨今ですが、それでもネコ飼いの半数はネコさんが脱走してしまった経験を持つそうです。
ネコの独立独歩の精神を考えても、かなり注意が必要ということですね。

 

[ネコが外に出たい理由]

・刺激を求めて
・縄張り意識から
・外の猫が気になる
・住居への不満
・発情期

ネコは好奇心の生き物ですから、鳥や虫だけでなく、風の匂いにも誘われて外に興味を持つことは十分ありえます。
また発情期の外猫のケンカ声には、いやでも関心を呼んでしまいますよね。
少しでも関心を薄くするため、去勢・避妊手術は必須だと思いますが、他にも家の中でテリトリー意識や好奇心を満たすような工夫をしてあげると良いですね。

 

 

[ネコを外に出す危険]

・交通事故
・迷子
・外猫との接触によるケガ、病気

 

現代の交通事情は全くネコ向きではないと言えます。
ネコは危険と見るとダッシュしてしまう性格なので、犬よりも車に轢かれやすいそうです。
また、外のものを口にして寄生虫を体に入れたり、ネコ同士のケンカで猫エイズや猫白血病をもらったりということも考えられますよね。
危険を考えるとキリがないくらいです。

我が家の恥ずかしい体験ですが…。
室内しか知らないネコが外に出てしまうと、あまりの恐怖にテンパってしまい、飼い主が呼んでも寄ってくるどころか、怖がって逃げてしまうという悲劇もありえます。
家のそばで声がするのに帰ってきてくれない…という事態になったら、捕獲器を設置するなどの決断も必要です。

 

 

[玄関・窓・ベランダに要注意]

理想は、開閉の際にネコを別室にやる…ということになりますが、住宅事情でなかなかそうはいきませんよね。
最近では便利なグッズもありますので、うまいこと家にキズをつけずに補強を考えたいものです。

・ドア前に間仕切り扉を設置する
・来訪者向けに「ネコ注意」のステッカーを貼る
・猫用の丈夫な網戸シートを使う
・脱走防止フェンスをつける
・サッシや引戸に補助錠をつける

ベランダの日向のコンクリートを愛するネコさんは多いのですが、絶対に目を離さないようにしましょうね。
ネコさんは人間が思うより数段無謀で、かつスキマの達人です。
手すりのスキマから1フロア下にダイブする…などなどを狙ってくる可能性もありますので、運動がてら出すとしても必ず見張るようにしましょう。
さらに、手すりのそばに踏み台などを置かないように、要チェックです!

また、イレギュラーなケースですが、獣医さんに連れて行くとき、引っ越しや家電などの購入でドアが開きっぱなしになるときなどは、ネコの脱走の可能性が高まる瞬間です。
ネコにしてみれば「恐怖から逃げる」という大義名分で、瞬間的に行動しがちなんですね。
事前に閉じ込める、キャリーバッグのロックや安定感に注意すると共に、まさかの時のために、ネコさんに連絡先がわかる迷子札付きの首輪をつけることをオススメします。

 

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POWPOW♪

 

 

 

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