🐈onekomaeニュース要約😽
『ネコとお花の注意事項』
(はじめに)
春めいてきたので、部屋にお花を飾りたくなってくるシーズンですね。また、卒業・入学などイベントも多く、花束をもらう機会も増えるかと思います。
ところが猫と暮らしている家庭にとっては、花を飾るということも、十分に注意しなければいけないんですよね。
元来、猫はお腹に溜まった毛玉にイライラした時など、手近な草などの異物をわざと食べて、まとめて吐き出そうとします。
また、カラフルで良い香りをする花は、猫にとっては自分のテリトリーに突然現れた謎の品物です。
“ナゾ=おもちゃ”という感覚もあり、あえて「匂いを嗅いでみる」、「ちょっと咀嚼してみる」という行動に出ることもありがちです。
キレイで部屋を華やかにしてくれるお花たちですが、飼い猫にとって毒ともなりうる花の種類も多いのです。
特に猫にとって危険なお花の種類を上げていきたいと思います。
・ユリ科の植物
ユリ全般、スズラン、チューリップ、ヒヤシンスなど
猫に最も近づけてはいけない花の種類です。
ユリの種類によってはコルヒチン、すずらんにはコンバラトキシンという成分が確認されています。
ユリが差してある水や花粉などからも、猫にとって不快な症状が発生することがあります。嘔吐下痢や脱水症状、麻痺や呼吸困難、目に入ると失明の可能性もあります。
腎臓に障害を起こしたり、最悪の場合、死に至ったケースもありますので、絶対に猫と同室に飾って、目を離すことがないようにしましょう。
・ナデシコ科の植物
やまとなでしこ、カーネーション、かすみ草、セキチクなど
ユリほど強烈ではありませんが、食べさせない方がよい種類です。
口の周りを中心に炎症を起こす、嘔吐や下痢を引き起こすこともあります。
特にかすみ草は、外見上おもちゃ感覚で猫が手を出しやすいので、気をつけましょう。
少しの量ならば緊急性がないという話もありますが、泡を拭いたりなどのおかしな症状を発症している場合には、すぐに動物病院へ連れて行ってください。
・ツツジ科
ツツジ、さつき、アザレアやシャクナゲなど
これらの植物は主に蜜にグラヤノトキシンという成分が含まれています。
筋肉の収縮や神経の麻痺を起こす可能性があり、よだれや嘔吐下痢、視力障害、筋力低下や痙攣などを引き起こす恐れがあるので、注意しましょう。
気候が良くなったので、「見ているから大丈夫」と、庭やベランダなどに猫を出したりする場合もあるかもしれません。
ツツジ科の花だけでなく、葉っぱもかじらないように、注意してくださいね。
・アジサイ科
意外に知られていないのですが、アジサイを食べてしまうと、人間にも中毒症状をもたらす可能性があります。
過呼吸や顔面紅潮、ふらつき、麻痺などが発生します。
もちろん猫にも要注意です。
(まとめ)
いかがでしたか。
お花で華やかにお部屋を飾りたいところですが、猫と暮らす家庭にとっては、何より猫たちの健康と平和が大事ですよね。
猫にとって害があることが確認されている花はもちろん、それ以外の植物でも、猫との距離は注意深く保って、安全に飾りたいものです。
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