猫がぐるぐる回ってる…?
猫がぐるぐる回ってる…?
あなたの猫がぐるぐる回る行動をしたという経験はありませんか?
もしかしたらそれは何かの疾患かもしれません。今日はその原因をご説明します。
前庭疾患
→人も同じですが、動物の耳の中には『三半規管』という平衡感覚を感知する器官が両耳に存在します。
耳の炎症や耳の中の腫瘍(又はポリープ)が原因で三半規管が機能しなくなり、平衡感覚を保てなくなってしまいます。
脳神経疾患
→眼球運動や、体のバランスを保つために働く小脳に何らかの異常が起きることを指します。
痴呆
→脳の老化(脳細胞の死滅)によって起こります。徘徊、夜泣き、昼夜逆転が他にも上げられます。
ストレス
→ストレスを発散させようと、自分の尻尾を追いかけてぐるぐる回る行動が見られる場合があります。この場合、自分の尻尾を捕まえて、噛みついたり毛をむしったりする場合が多く見られます。
ぐるぐる回るといっても、毎回同じ向きで回っているのか、1日どのくらいの頻度なのか病院を受診する前に知っておくといいかもしれません。
私がよくお伝えしているのは、『受診の時に説明しやすいよう、記録として動画を録画しておくように』とお話しています。
録画したものが原因となる疾患の判断材料になるかもしれません。
あなたの猫さんが、気になる行動を取った場合はぜひ参考にしてみてくださいね。