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ネコと不安の注意事項

🐈onekomaeニュース要約😽


今回は『ネコと不安の注意事項』です

飼い猫が足元にまとわりつき、トイレやお風呂にまでついてくることはないですか?
また、1匹だけで留守番をさせるのは危険なくらい、いたずらが心配とか…?
そのようなネコさんは、“分離不安症”かもしれません。

人間の幼児がお母さんと離れることを嫌がるのは、成長過程の普通な行動ですが、大人になったネコにこの症状が過ぎると、病的に不安を感じている可能性があります。
普段から次のような動作が多い場合は、分離不安症を疑って、注意した方がよいようです。

・大声で鳴くことが多い
・同じところをうろうろする
・飼い主の後をついてくる
・トイレ以外での粗相
・穴を掘ろうとする

気を付けなければいけないのが、ネコがこのような動作で不安を示しているとき、その原因が何か、ということですよね。
もともと単独行動を好むネコが過剰に飼い主に不安を示す時、原因が「過保護」の可能性もあるんです。
普段から構いすぎているので、ネコ自身の野生の独立心が薄れてしまったということですね。

まずは、外的要因がないかを確認していきましょう。
ネコトイレや寝床に問題がないか、または工事や電子機器などで不快な騒音がないか、などということです。
多頭飼いの場合は、不和が起きていないかも要観察ですし、特にトイレには神経質になりますよね。
急にトイレのそそうが増えた場合、本猫ではなく、相方のネコのトイレマナーに問題があるかもしれません。

また、飼い主自身が過干渉していないかも見直していきましょう。
常に飼い主と一緒に寝ているネコさんは、1人で留守番できない性格になっているということをよく聞きます。
そういう場合は、外出前のそそう防止もかねて寝室は締め切り、ネコ専用の寝床をカイロや湯たんぽなどで温めてあげましょう。
「飼い主は必ず帰ってくる」と納得させるための声かけも大事ですね。

騒ぐときにオヤツでなだめる習慣になっているというのも、あまり良くないですね。
是非話しかけて、遊びや会話で解決していきましょう。
いたずらやそそうを起こしてしまった場合ですが、“その場で”瞬間的に叱咤することするくらいしか効果がない、と言われています。
発見した後で叩いても「いじめられた」としか思われず、コミュニケーションの傷になってしまいます。
過保護でもなく高圧的でもない、適度な距離感を探ってみてください。

最後に、原因が不明で、上記のような不安を示す行動や、シッポを小刻みに振ったり耳を伏せてばかりいたりと不安感情を示すことが多い場合は…。
獣医さんに相談することも考えてみてくださいね。
我が家でも「ビニール袋をかじって飲み込んでしまう」というクセを発症したネコさんがいました。
いたずらを防ぐ対応に追われたものですが、その後病院で、肺の硬化症状がみられることがわかりました。
何が病気の兆候を示すサインなのか、わからないものですね

 



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