猫の食欲不振の原因って?
猫の食欲不振の原因って?
あなたの飼っている猫さんがご飯を食べなくなってしまったら、まずどんなことを考えますか?
今日はその様々な理由をお伝えしたいと思います。
疾患がある
人も同じで体調を崩していれば食欲はあまり出ないですよね。
ご飯がお気に召さない
元々猫さん達はグルメな子が多いのでご飯を変えてみると良いかもしれません。ただ、食事を変える頻度が多いと猫さんの食べられるものも限られてしまうので気を付けましょう。
ストレスがある
お家の中で何か環境の変化はありましたか?引っ越しや出産、新しい猫が来たなど、いつもと違う状況になってしまった場合、環境に慣れず猫さんがストレスになっているかもしれません。
猫の場合、食欲不振が数日続いてしまうと肝臓を悪くしてしまう恐れがあります。(犬はさほど肝臓に影響を受けないようです。)
年齢を重ねると食も細くなってきます。『年だから…』と考えずに、症状が悪化してしまう前に一度動物病院に受診し、原因を探ってみましょう。
動物病院で販売されている疾患別に対応している療法食や高栄養のフードもアドバイス出来るかと思います。
また、ストレスが原因であれば猫用のフェロモン製品で気分を落ち着かせるというやり方がありますので使ってみるといいかもしれません。
気になる方はぜひ相談してみて下さいね。
猫が失明してしまう原因
猫も人と同様に視力低下することがあります。今日はその原因とその対策をご紹介したいと思います。
このような行動を取ったら視力低下のサインかもしれません
・物や人にぶつかるようになった
・高いとこから降りられない
・あまり遊ばなくなった
・ご飯を上手く食べれない
・排泄に失敗してしまう
など
ある程度年齢を重ねてくると視力が低下してしまうこともありますが、疾患が原因で失明してしまう病気がこちらです。
・ブドウ膜炎
→目に原因があるか、感染症が原因で発症します。
・網膜剥離
→腎不全や甲状腺機能亢進症による高血圧が原因で発症します。
・緑内障
→目の痛みが強く出ます。眼圧が高くなることで発症します。
・白内障
→猫では極めて稀ですが、先天的になる品種の猫がいるようです。
眼科検査を受けた後に獣医師の診断の元、点眼が処方されるかと思います。
視力低下が見られる猫には、住み慣れているお家の中で猫自身の足の感覚や嗅覚でどこに何があるか把握していると思うので、模様替えを極力控えるように私はいつもお話しています。
いつもとおかしいと思うようでしたら、動物病院にご相下さいね。
猫とシャンプーの注意事項
猫とシャンプーの注意事項
普通、猫さんたちはグルーミングの達人で、シャンプーを必要としないですよね。
でも、
・猫アレルギーの人が身のまわり、友人にいる
・猫さん本人が皮膚炎になりやすい
・猫さん本人がズボラで匂う
などという場合は、飼い主がシャンプーをしてグルーミングを手伝ってあげる必要があります。
シャンプーする前に
猫のシャンプーはよほどのことがないかぎり、月に1回以下で十分といわれています。
まずは、愛する猫さんが、シャンプーに耐性があるか確認する必要がありますね。
最初のワクチンが済んだ後、生後半年くらいからチャレンジしてみてください。
濡れることが好きな猫はいないと思うのですが、それでも我慢ができそうか、そもそも風呂場を嫌わないか、また難関・ドライヤーの風を嫌がらないかを確認しておきましょう。
正直、ドライヤーに耐えられない猫さんには、よほど気候の良いとき以外はシャンプーを避けた方が無難です。
また、最近では猫用シャンプーグッズも充実しています。
人間用のものを使うと被毛が痛む可能性もあるので、やめましょうね。
さてシャンプー開始となったら、まずはブラッシングして、少しでもムダ毛を減らしておきます。
そして肝心、事故防止のため必ず爪は切っておきましょう!
シャンプーの手順
注意すること:
・お湯の温度の確認
・猫の顔に水をかけない
・上から下に向かって流す
・段取りを頭に入れ、あたふたしない
・猫優先!欲張らない
めやすの所要時間:
・ぬらす→ 10分
・シャンプーする→ 5分
・すすぐ→ 10分
・かわかす→ 30分
猫さんのシャンプーには、35~38度程度のぬるま湯が適しています。
人間の髪の毛でも「最初のゆすぎて大半の汚れは落ちる」といわれますが、まずはお湯で体を丁寧に流してあげましょう。
シャンプー・リンスなどは顔には用いずに、体に柔らかく泡だて、あまり毛並みに逆らわないように洗い流してあげます。
オス猫はシッポの表側上部の毛穴に、ホルモンからくる臭いのある汚れがたまりやすいんですよ。
乾かすには、なるべくタオルドライを優先させます。
長毛種では30分以上かかる場合もあるかと思いますが、ドライヤーは、柔らかい温度で利用するようにしましょう。
猫さんは飽きっぽいので、無理強いして信頼関係を損なわないように、手際よくがんばりましょう!
お手軽なシャンプーグッズ
・ドライシャンプー
・シャンプーシート
・シャンプー時の保定用ネット などなど
便利なグッズが沢山ありますね。
特にドライヤーの苦手な猫さんには、ボディタオルなどと呼ばれるシート型のシャンプーや、拭き取るだけの泡シャンプーはおススメです。
猫さんを冷やすリスクを減らせますし、猫アレルギーの人は、猫の毛よりもフケの方に反応するそうなのですが、その飛散を抑えてくれます。
猫用ネットも便利になっています。
ミノムシ型に保定して、そのままシャンプーができるんですよ!
いかがでしょうか?
猫のシャンプーは猫本人にとっても飼い主にとっても、結構な大仕事です。
1番いい方法を探ってくださいね!
猫としつけの注意事項
猫としつけの注意事項
今回は猫のしつけについてまとめてみました。
よく冗談で「猫にしつけをするのではない、人間の方がしつけられるのだ」などというセリフがありますよね。
でも、これって言い得て妙だな、と猫飼いの人なら一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
「知恵が優っているはずの人間 vs 本能で動く独立独歩の猫」。
これが猫のしつけで1番押さえておくべきことですね。
人間が「不便でも清潔だから」、「その方が素敵だから」と考えることを、猫はどんどん一刀両断してくれちゃいます。
猫のしつけでやってはいけないこと
1. 名前を呼んで叱る
2. 怒鳴る
3. 力ずく、無理強い
4. 時間が経ってから叱る
5. 信頼関係がの不足
6. 犬と比べる
育児の話で、「幼児に親はどれくらいの巨人に見えるか」という視点があるそうなのですが、猫にとっても同様に見えている可能性はありますね。
そう考えると、結局大事なのは「信頼関係」ということになります。
怒鳴ったり力づくだったりしては、猫に恐怖心を覚えさせているようなものです。
捨て猫や保護猫の面倒を見る時に、先ずはケージ飼いが良いと考えるのも、しつけよりも「安心」と「信頼」を覚えてもらうためと言えます。
また、「名前を呼んで叱る」のがNGというのは、猫本人に名前をネガティブなフレーズだと思われないようにするためです。
“タマ”=“こら!”だと覚えられてしまっては、信頼関係どころではありませんよね。
さらに大切なのは「犬と猫は違う」ということを忘れないことです。
犬は良好な環境ならば人間と主従関係があった方が落ち着くと言われますが、もともと社会生活が好きな犬族と違い、猫はあくまで「自分が主人」です。
頭を押さえつけて従わせるのは大変困難ですね。
イタズラをあとで発見して「お前が犯人だ」といっても、やっている最中にそもそも悪びれていないのですから、どこ吹く風です。
「従え」と言えないところが猫の魅力だと、割り切って付き合うのが1番いい関係だと思います。
猫のしつけのコツ
・子猫のころから教える
・ルール破りは不快感で教える
・ほめる
・あきらめる
『トイレ、爪とぎ、噛みグセ、立入禁止』、これが猫さんへのしつけとして諦めきれない範囲ですね。
例えば、すぐハッスルして噛んでしまう猫さんには、まずは人間が手袋をつける方が先決です。
「痛い!」と鋭く言うと、嫌がっているニュアンスをだんだん理解してくれるようになりますよ。
キッチンに飛び乗るなどのやめてもらいたい行為には、水スプレーなどで不快感を覚えてもらうようにします。
トイレや爪とぎ場所のルールにしても、あくまで「おススメします」という気持ちからスタートして、教える方がいいでしょう。
人間の都合で場所を限定するわけですから、トイレの形状や爪とぎの種類はなるべく好みに合わせてあげて、設置場所も最大限譲歩する必要がありますね。
また、怒りすぎてしまい、ついおびえている猫さんにオヤツをあげたり遊んであげたり…という話がありますが、これはマズいです。
『イタズラ→大声→オヤツ』と、飼い主が猫にしつけられているかも…。
それくらいなら怒るのを我慢して、オヤツはご褒美だけにしましょうね!
猫のしつけは、同時に飼い主が猫の習性を学ぶということであり、ひいては人間の方が譲歩の地点を探るということでもありますね。
でも、仕方ありません。
猫好きは、猫のツンデレな独立独歩の精神を愛する立場なのですから。
ひょっとしたら飼い猫の立場を推し量る習慣が、人間としての成長を促して、自分の魅力アップにつながっているかもしれませんよ!
猫が胃液を吐いていたら?
猫が胃液を吐いていたら?
あなたの飼い猫さん達が胃液を吐いていたら何が原因を疑ったら良いでしょうか。今日は猫と胃液の関係性についてお話したいと思います。
猫が吐く原因
・空腹
・グルーミングによる毛玉
・ストレス
・胃腸炎
・腎不全、肝不全
・中毒
・誤飲
などが考えられます。
私たち動物業界で働いている者達は、飼い主さんからの言葉を元に、
・元気、食欲の有無
・いつ吐いたか
・(嘔吐が頻回続くなら)いつもどのようなタイミングで吐くか
・嘔吐の他に下痢はしていないか
・嘔吐物はどんなものか
・胃液の色は何色か
・他の病院さんで診断を受けたり、内服を処方されていたりしていないか
などを伺います。飼い主さんからのヒントを元に私たちは原因を探って行きます。
もし、空腹が原因なのであれば1日2回与えているところを3回にしてみたりと空腹の時間を少しでも短くするために回数を増やしたりするといいかと思いますし(もちろん1日の食事の量は変えません)、吐いた胃液がピンク色であれば、口腔内又は食道内に傷が付いている恐れがあると考えます。
猫たちはよく吐く生き物ですが、お話が出来ないので独断で判断をするのは難しいかと思います。
重症化する前に動物病院に受診し、早期発見を目指しましょう。
猫と災害対策の注意事項
災害時の猫との対処法
地震などの災害が発生した時、飼い主としては、人間の家族の次にネコ家族を心配しますよね。
いざと言う時のために、どのような対策をしておけばよいのでしょうか。
異常事態が発生したとき、猫がとりがちな行動
・外に逃げ出してしまう
・思いもよらない場所に隠れてしまう
・恐怖でパニックになる
本能で行動する猫は、異常事態から逃げようとする可能性が高いです。
人間も慌てている時ではありますが、猫が外に逃げ出すことのないよう注意しましょう。
また、普段からどこに隠れる可能性が高いかもチェックしておきましょう。
猫自身がそこまでおびえていなくても、人間のパニックに誘われて、凶暴化する可能性もあります。
普段から飼い主の方が、猫をどう保護するか計画を立てておくのがいいですね。
災害時に向けて普段から心がけておくこと
◆身元が確認できるものを身に付ける
・首輪と迷子札
・予防注射票
・マイクロチップ
避難先で逃げ出したりした猫が保護されるためには、名前や連絡先等の情報が必須です。
マイクロチップリーダーが必ず避難所にあるとは期待できないので、迷子札もつけておいた方が良いですね。
キャリーバックから出してあげる瞬間もあるかと思うので、首輪にリードをつけてしばらく過ごす経験も、しておいた方が良いかもしれません。
◆基本的なしつけ
・ケージ等の中に入ることを嫌がらないように慣らしておく
・不必要に騒がないようしつけを行う
・人や他の動物を怖がらないようしつけを行う
避難所にペットを連れて行くことが可能だとしても、ケージでの生活は避けられません。
可能であれば運動できるスペースのあるケージを購入し、そうでなくてもキャリーバックに慣れさせておくことが大事ですね。
我が家にもバックに入れただけでずっと悲鳴をあげる子がいるのですが、避難所では迷惑になってしまうので、慣れて欲しいなと思っているところです。
◆健康管理
場合によっては、避難後に体調を崩す、また受け入れ先との交渉などで情報が必要になる場合もあるので、健康チェック表や予防接種証明書を持参できるようにまとめておきましょう。
猫用の防災グッズは何があればよい?
人間用のように食料や水の備蓄が自治体にあることは、まず期待できません。
防災用の猫グッズの備蓄は飼い主の責任ですね。
・1週間分のフードと水、食器
・療法食、薬
・ケージやキャリーバック
・飼い主とペットのツーショット写真、健康の記録
・その他猫グッズ
(予備の首輪、リード、排泄処理用品、猫砂、ペットシーツ、ブラシ、バスタオル、ガムテープ、ビニール袋など)
普段から猫友達などが近所にいると、情報交換で安心でき、いいですね。
地元の獣医さんに通っている場合は、質問してみてもいいかもしれません。
猫と紫外線
猫と紫外線
今日は「猫に紫外線ってどうなの?」というテーマです。
紫外線が強くなるこの季節。人も日焼け止めなどで対策をとりますが、猫はどうなのでしょうか?
猫が紫外線を浴びすぎると
猫って、よく日光浴しているけれど、皮膚炎とか起こさないのでしょうか。
実は、猫が紫外線に当たることで皮膚炎になることがあります。
それを日光皮膚炎(日光過敏症)と言います。
強い日差しや、慢性的に太陽に当たることが原因で発症されるといわれています。
遺伝的にメラニン色素の少ない猫や白猫に発症することが多いでしょう。
日光皮膚炎の症状
症状としては耳、目、口、鼻の先端のような毛の少ない場所に皮膚炎が起こり、症状が悪化すると潰瘍(かいよう)が出来ることがあります。
ごく稀に皮膚炎が扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)に進行する恐れがあるので注意が必要です。
皮膚の状態に応じて内服が処方される他、癌細胞化しているのであれば場合によっては鎮静下にて切除を行わなければなりません。
日光皮膚炎を防ぐためには
もし日光皮膚炎と疑うのであれば、 窓に紫外線予防シートを貼って予防するのもひとつの案かもしれません。
猫も人と同様、もちろん太陽を浴びることは大切ですが、強い紫外線や、長時間日差しの下にいる場合には十分気を付けましょうね。
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