ネコとお部屋の注意事項
ネコとお部屋
最近暑くなってきたので、ネコの家族がいる家庭では、室温はどれくらいがいいのか…などと考えてしまいますよね。
熱中症は大丈夫か、雨が降りそうだけれど窓はどうしよう…などと悩みも尽きないのですが、そもそも室内飼いのネコさんの住環境は、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
ネコが住みにくいと思う部屋
・窓の外が見られない
・隠れる場所がない
・騒音がひどい
・臭いがきつい
・眺めが悪い
・閉め切っている
これらをそのまま裏返すと、猫が暮らすのに適した環境ということになりますね。
ネコが住みたい部屋
・気分転換できる
・狭いスペースがある
・静か
・無臭
・高くジャンプできる
・開放感がある
隠れる場所が必要なのに開放感?窓が必要なのに静かでないとダメ?…などなど、難しく考えるとキリがありませんね。
でも、猫の大先輩(笑)、野生の猫族であるライオンやヒョウ、トラなどの生態を想像すれば、納得できる面も多いかと思います。
例えば、狭いスペースに押し込められているときの動物園の猛獣達は、円運動のようにウロウロイライラとしていることがあります。
縄張りを意識する本能が、自分のテリトリーを見まわれないことでストレスを感じているわけで、開放感は大事なんですね。
それにヒョウなどは、木の上や身を隠せる遮蔽物のあるところで静謐を保ち、休息したり獲物を狙ったりしますよね。
当然家猫も、 見晴らしの良い高い位置・身を隠せる段ボールなどが、習性として好きなわけです。
実際、家猫をケージで買う場合、 敷地面積が広い大きなカゴよりも、縦に2階建て作りになっている小ぶりなケージの方が、ストレスを感じないそうです。
また、ペットショップでよく猫トイレで眠っている子猫がいますが、母猫から引き離されたため、自分の匂いがして区切られた場所であるトイレが、1番くつろげる場所になってしまうんですね。
ネコさんを理解する上で大事なキーワードに「好奇心」があります。
家の中だけでスマホやTVもなしで1日過ごす自分を想像してみれば、好奇心を満たすもの・気分転換が大事ということは理解できますよね。
時間に沿って日なたを追いかけること、飼い主の外出や小鳥の動きなどを窓辺で観察すること。
そんなことでネコの遊び心は結構満たされるんだそうです。
本能・安心・好奇心、このあたりを意識していれば、ネコさんの好む、ストレスのない住まいが目指せると思います!
猫がリラックスできる場所づくり
・体が程よくスッポリ入るベッド
・丸くならなくてもくつろげるスペース、台座など
・運動できる場所とおもちゃ
・爪とぎは必ず設置して
・トイレはいつもきれいに
決して、お金をかける必要があるわけではありません。
おもちゃは固く縛ったビニール袋でいいですし、フワフワ毛布よりも体がみっちり納まる空き箱が好き、柔軟剤のいい香りの服より脱ぎ捨てた洗濯物が好き…などなど、ネコさんも千差万別です。
ストレスのないトイレと、ツメトギ。それ以外はネコさん本人と相談して、お部屋作りを楽しんでみましょう!
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ネコと歯磨きの注意事項
ネコと歯磨きの注意事項
動画はこちら
人間と違い、澱粉質や糖質を取らないネコは虫歯になりにくいと言われています。
歯が尖っているため、虫歯菌が留まりにくいんですね。
しかしネコにも歯周病のリスクはあり、3歳以上のネコの約80%が歯周病持ちであると言われています。
歯肉炎・歯周病・歯槽膿漏などです。
歯石の沈着による細菌感染、不適切な食事、腎不全・糖尿病などの疾患で、口腔内に違和感や腫瘍を抱えることも少なくないそうです。
歯周病の有無は免疫力と深く関わっているので、猫FIVや猫白血病の予兆としても普段からチェックしていくといいですね。
[歯周病?ネコの口内の異常]
・口が臭い
・歯がグラグラする
・歯が変色している
・口の中が腫れている
・歯茎が青黒いなど、色に異常がある
上記のような症状が見られたら、歯周病の可能性を疑いがあるそうです。
私も知らなかったのですが、最近では歯周病対策で、ネコに何らかの歯磨きを覚えさせるのは、一般的常識なんですね。
でも、大人になってから歯磨きを覚えてもらうのはとても大変です。
そもそも普通のネコは、歯を見せるどころか、飼い主が口を開けるのすら嫌がるでしょう。
でも、獣医によるデンタルクリーニングは麻酔が必要になりリスクも高いですし、1万円を超える治療になります。
食べカスは24時間くらいで歯垢になり、2、3日で歯石を形成してしまうそうです。
やはり「子猫の頃から1日1回の歯磨き」が理想なんですね。
生後3から6カ月ごろで入試から永久歯に生え変わり7ヶ月目には永久歯が揃い、成長期もほぼ終わります。
爪切りやブラッシングと同じように、しつけの一環として歯磨きトレーニングができると素晴らしいですね。
まずは口周りに触られることに慣れさせるなど、少しずつ段階を設けて慣れさせていきましょう。
[美味しい歯磨き?ネコのデンタルグッズ]
ネコの歯磨きに、綿棒を用いている人気動画がありますね。
いきなり歯ブラシを使うと、ネコは抵抗し嫌がってしまいます。
最初は綿棒にまたたびをつける・チキンフレバーなどの歯磨き用のゼリーをつけるなどして口内に触らせてもらうことです!
とにかく「嫌だ」と思わせない習慣化が大事ですね。
・歯磨きになるオヤツ
↓
・歯磨きオモチャ
↓
・デンタルシート
↓
・歯ブラシ
上記は、難易度が簡単な方から順にならべたグッズです。
歯磨きおやつは、食べることで歯磨きになる成分が含まれています。
ただし、歯磨き専用のおやつやガムは必ずネコ用のものを選びましょう。
犬用のものは大きくて固すぎて、特に子猫の歯は折れてしまう可能性もあります。
歯に触らせてくれるネコさんには、ガーゼ状のデンタルシートを指に巻いて軽く歯の表面にタッチしてみるところからスタートです。
前歯から様子を見て、犬歯・奥歯と慣らしていきます。
ネコの歯ブラシはヘッドが小さく、臼歯まで差し込んでも負担にならないものが多いです。
人間の赤ちゃん用の歯ブラシが代用されることもあるようですが、大人用のものは硬すぎる大きすぎるので、むしろ歯茎を壊してしまう危険があります。
逆に歯周病の原因を作ってしまうので、ネコ用のものを使ってくださいね。
ネコに歯磨きを気に入ってもらい、習慣化するには、飼い主さんとの信頼関係が欠かせません。
大人になってから無理強いするのはストレスになってしまう可能性があります。
日常ケアの補助になる歯を磨けるオモチャやオヤツを試してみるのも良いでしょう。
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ネコとお水の注意事項
ネコとお水の注意事項
動画はこちら
ネコだって、体の約7割は水分でできているんですよね。
水分摂取はとても大切です。
今回はネコがどれくらい水分を取るべきか、摂取量の変化でどのようなことがわかるかなどを、まとめてみました。
[ネコが水を多く飲むときの病気]
・腎臓機能の低下
・子宮蓄膿症(避妊していないメス)
・ホルモンバランスの乱れ
・糖尿病
これらが、異常に水を飲んでいるネコに疑われる病気です。
ネコは潜在的に腎臓の病気にかかりやすいと言われています。
また、利尿をつかさどるホルモンにトラブルがある可能性も否定できません。
はなはだしく変化した時は、獣医さんに相談しましょう。
[ネコが水を飲まないと起きやすい病気]
・熱中症
・膀胱炎
・尿路結石
砂漠出身のネコ族とはいえ、現在は家ネコ。
特にこれから暑くなる季節、水をちゃんと飲んでいるかはとても大切ですよね。
飼い主が長時間出かけるときは、必ず飲み水の有無をチェックすることが大事です。
◆ネコの水分摂取量
健康なネコの平均的な水分摂取量は「体重1㎏あたり、1日60~70ml」と言われています。
もちろん、フードに含まれる水分も計算に入るのですが…
体重4kgのネコなら、小さなペットボトル1本分。結構な量ですね!
また、お年寄りのネコは健康でもより水分を多くとる傾向が、逆に子猫はつい飲まずに過ごしてしまうことがあるようです。
・設置場所を増やす
・器を変える
・自動給水器の利用
・ぬるま湯にする
・水道の蛇口から与える
・フードに混ぜる
ネコは繊細な生き物ですから、ちょっとの変化で摂取量が変わる可能性はあります。
水や器が清潔なことはもちろん、水嫌いなネコさんのためには、少し好みを探ってみるといいかもしれませんね。
◆水分摂取量の確認ポイント
ネコがちゃんと水を飲んでいるか、摂取量を確認するには、
・お皿に注いだ量を測る
・蒸発した分を除外する
の2点が大事です。
特に蒸発量はなかなかわかりづらいものなので、
一番簡単なのは、同じお皿を2つ用意して、1つは普通に放置して、蒸発量のチェックに使うことですね。
・ ・ ・
もし大切なネコさんが脱水症状を起こしている心配がある時は、皮膚をつまんでみるとわかると言われています。
手を離してすぐもとに戻れば異常なし、つまんだ形が戻らないようならば、危険信号です。
肉球や鼻の乾燥具合、毛並みのパサつきもヒントになります。
人間も同じですが、下痢や嘔吐などの体調不良、暑い場所に長時間いたときなどは、特に水分を取っているか見守ることが大事です。
違和感があったら、是非水分摂取量を確認してみてくださいね。
年齢に合った猫の食事(最終回)
年齢に合った猫の食事(最終回)
このテーマの最終となります。
猫の高齢期の食事管理についてお話したいと思います。先日記述したように、猫の高齢期は降り幅が大きいため何歳から高齢とはあまり決まっていません。
もちろん個体差もあるので、目安としては7-8歳以降から高齢期の食事に切り替えるといいかと思います。
年齢を重ねるごとに老化のサインに気付くことが多くなるかもしれません。
高齢になるにつれて猫は腎機能が弱ってくるため、リンやタンパク質の含有量が低めの食事に配慮してあげることが大切です。
飲水・排尿の回数が多ければ腎機能が落ちてきている可能性があります。
また、『年なのに食欲がありすぎて困ってる』と何度かご相談を受けたことがあるのですが、食べている量に対し体重が痩せ気味で、採血を薦めた結果、甲状腺機能亢進症だった子が多いです。
年齢を重ねてくると様々な病気になりやすく、動物病院から指示を受ける療法食での生活になるかもしれません。
様々なペットフードの会社から病気の目的別に販売されているものがあるので自己判断で給餌はせず、かかりつけの動物病院に相談してからフードの切り替えをしていきましょう。
猫の年齢別についての記事がこれで最終になります。
見て頂いた皆様お付き合いありがとうございました^^
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ネコとトリミングの注意事項
ネコとトリミングの注意事項
動画はこちら
最近暑くなってきたので、ネコのトリミングについても気をつけなければいけないことが出てきますね。
まだ残っている冬毛を取り除くこと、湿気の多いシーズンとなるため、耳ダニなどが発生しやすい点も、要注意です。
換毛期ですから、抜け毛を飲み込んで、毛玉症になったら大変です。
また、お年寄りのネコさん中心に、耳ダニや巻き爪のチェックなど、長毛種でなくても必要なお手入れはあるんですよね。
トリミングについて、自宅でやる場合と外部に頼む場合など注意事項について見ていきましょう。
[自宅でのトリミング]
トリミングを被毛だけでなく、グルーミングと言われる全体のお手入れととらえるならば、飼い主が出来ることもたくさんありますね。
■できること
・ブラッシング
・シャンプー
・耳掃除
・爪切り
・歯磨き
・目ヤニ取り
こんなことが自宅でできるトリミングです。
爪切りだって、獣医さんなどでは「施術」として数百円からの料金がつくんですよ!
特にブラッシングは飼い主とネコとの絆を深める大切な共同作業です。
スリッカー・コーム・豚毛ブラシ・ラバーブラシなど、いろいろなグッズも出ていますね。
母猫が子猫をなめるようなイメージで、骨を圧迫しないように小刻みにブラッシングしてあげると良いですよ。
注意することは…
・ネコのペースに合わせる
・おやつを用意する
・習慣化する
…などですね。
いちどに全部の面倒を見ようとしなくてもいいんです。
嫌がったときはやめる、我慢したらご褒美おやつをあげるなど、ネコさんと気持ちを共有するといいですね。
抱き上げても逃げない、口の中を見せてくれるなどの親密なスキンシップができることは、いざネコさんが体調不良になったときのためにも重要です。
投薬させてくれる間柄を築いておきましょう!
[プロに頼む場合]
長毛種のシャンプーやブラッシング、大変な毛玉取りなどは、プロのトリマーさんに任せる方がいい場合もあります。
また、肛門腺絞り、歯石とりなどは獣医さんでないと施術できないことですね。
獣医さんの場合はまず心配ないと思いますが…。
それでも飼い主として、トリマーさんにネコを預ける時、下記には注意しましょう。
・ネコの扱いに慣れているショップか
・特に最初は、短時間・パーツだけなどのお願いが可能か
・麻酔や鎮静剤などについて、納得のいく説明があるか
・動物取扱業登録証登録証が提示されているか
動物の美容院というと、どうしてもイヌが中心になるので、ネコの扱いが丁寧な環境かは、大事なチェックポイントです。
また、ネコのトリミングは暴れるのを防ぐために沈静化させる措置をとることが多いので、ネコの安全のためにもショップと飼い主がキチンと合意している必要がありますね。
普段から自宅でできる範囲でこまめにブラッシングすること、トリミングに連れ出したい方は人馴れさせておくことは、飼い主として心がけるべきことですね。
大事なネコさんとスキンシップを心がけつつ、間もなく来る梅雨を乗り切りましょう!
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年齢に合った猫の食事(続編2)
年齢に合った猫の食事(続編2)
先日に引き続き、猫のライフステージ別の食事についてお話したいと思います。
『維持期(成猫)』
1歳から高齢期までの期間を維持期と呼びます。
基本的に成猫では1㎏あたり65~80kcalを要すると言われており、避妊・去勢手術を実施した成猫では1㎏あたり55~70kcalといわれています。
(以前に避妊・去勢手術をした猫はホルモンの関係で太りやすくなりますと記事を記述したことがあります。是非そちらも参考にしてみてください。)
近年では室内飼育をしている家庭が多くなってきたため、肥満体型の猫が良く見られます。また、望まれない出産や、高齢になってからの病気のリスクを減らすためにも猫に避妊・去勢手術をしているご家庭も多くなりました。
上記を参考にして、成猫に見合った1日量を調節しましょう。また、猫は選り好みが激しいため、若いうちからフードをちょこちょこ切り替えると後に好きなものしか食べなくなってきたりするので注意が必要です。
次回は高齢期です。
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ネコとGW明けの注意事項
ネコとGW明けの注意事項
まれに見る長期連休となった方も多い今年のGW。
猫飼いの皆さんの中では、ネコを留守番させて旅行に出かけたり、逆にいつも仕事で不在がちな分、ここぞとモフモフしたり。
(笑)
…などと、いろいろと変化もあったかと思います。
今回は、そんなGW後のネコさんに対する注意事項です。
“5月病”はネコには関係ないはずなのですが、人間と暮らしているわけですから、どうしても影響はありますよね。
[ネコの連休中のストレス要因]
・飼い主との距離感
・ネコ自身の外泊
・来客などのイベント
ネコって、とにかく自分のお好みの日常を守りたがる性格なんですよね。
普段と食器が違うだけで、食事をとらなくなるネコだっているほどです。
そんなネコさんにとっては、たとえ愛する飼い主であっても「普段とは違う時間にいる」というだけで不安に思う可能性もあるんです。
まして行楽に出かける飼い主が、深夜帰宅や外泊などしていた場合は、要警戒!と考えるはずです。
もちろん「家付きっ子」であるネコさん本人がペットホテル宿泊などを経験した場合も要注意です。
早く安心できる環境に戻りたいと思う子、経験した環境との差異で、おうちの設備が嫌いになってしまう子もいるかもしれません。
また、意外に忘れやすいのが、親族の帰省・来客などのイレギュラーな人間の入れ替えです。
人間同士なら「久しぶりに会えて楽しかった」、「片づけたら日常だ」で済みますが、ネコにとっては不安の解消に猶予が必要です。
気づきにくいところでは、お祭りなどの喧騒も、ネコにとってはカミナリレベルでストレスに感じるようですね。
いずれの場合も、できる限り観察して、ネコさんの求めに応じてあげる必要があります。
例えば外出や食事時間をなるべく一定にする、お気に入りの毛布などの洗濯は様子を見てしばらく我慢する、などですね。
[よくあるストレス行為]
・行動力の低下
・攻撃性が増加
・食欲
・グルーミングの増加と減少
・トイレの失敗
・自傷行為
どこまでがストレス、あるいは「強迫神経症」になるか、ということは、本当に個性次第なんですよね。
でも、言葉が通じないネコさんを知るには、行動を観察するほかありません。
一番わかりやすいところでは「トイレの失敗」がありますね。
普段からマナーがいい子のトイレトラブルは、抗議行動である可能性が高いです。
怒らずに、愛情を傾けて様子を見てあげましょう。
多頭飼いで、急に他の子を攻撃するようになってしまったときには、あまり叱りつけずに若干のプライベートなテリトリーを用意してみてください。
隠れ家にしている段ボール、お気に入りのクッションの確保などだけで解決する場合もあります。
もしグルーミングのし過ぎや、掻いたりいわゆる「舐め壊してしまう」行動で、傷が増えたりしているときには、獣医さんにお世話になりましょう。
塗布薬だけでなく、お医者さまの判断で、ストレス軽減のお薬を処方してもらう可能性もあるかもしれません。
[ストレスが原因かも?ネコの病気]
・心因性脱毛
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫伝染性腹膜炎(FIP)
・特発性膀胱炎
ストレスのせいで感染症のリスクが高まるのは、ネコは人間以上と言われています。
ストレスによる免疫低下は「ウイルス性鼻炎」や、真菌の活性による皮膚炎を起こす可能性を高めてしまいます。
また「猫コロナウィルス」という、普段は悪さをしないウイルスが突然変異を起こし、FIPを発症するケースもあるそうです。
ストレスは大敵ですね!
いかがでしたか?
いろいろ怖いこともあげてしまいましたが…。
GW明け、ネコさんの行動に変化があったとしても、もう沈静化しているということであれば問題ないかと思います。
ただ、これからは寒暖の変化や梅雨の影響で、ネコさんもストレスを感じやすいシーズンになります。
適度なスキンシップと、穏やかな環境、怒らないで愛情をもって接することが大事ですね。
もし、気になることがあれば、表情や食欲、トイレの状況などを観察して、獣医さんに相談することも考えてみてください。
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